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- テキーラとは?
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- おいしい飲み方
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まずは最も質問の多い「伝統的なテキーラの飲み方」を紹介します。
用意するものは、カバジートと呼ばれる縦長のショットグラス、塩、1/8ほどにくし切りにしたライムの3つ。この3拍子のリズムで呑みます。
- 1 ライムを口で絞るようにかじり
- 2 酸っぱいうちに間髪を入れずにブランコのテキーラを流し込み
- 3 飲んだら人差指と親指の「又」のところに置いた塩をペロっと舐めて次に備える
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カバジート
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ライムはレモンでも代用でき、レモンの方が好きという方もいます。
1/8ほどの小さなくし切りをたくさん用意して、絞りかすをどんどんテーブルに積みあげていくのもワイルドだし、大きな半切りを少しずつかじっていくのもプロっぽいです。ライムのビタミンCは喉をアルコールから保護すると言われています。カバジートは普通のショットグラスでもOKです。塩は元々は「グサーノ・ロホ」と呼ばれるアガヴェの葉に棲む赤いイモムシを乾燥させた粉をブレンドしたピンクの塩でしたが、現在はチリパウダー入りやピンク色の岩塩で代用される事がほとんどです。普通の塩でももちろん代用できますが、マリアージュとしては岩塩が合うように思います。
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プレミアムテキーラの良さを一番感じられる味わい方はストレート。ハリウッド周辺のテキーラバーではロックグラスに少し注いでゆっくり飲んでいます。この場合、提供温度に注意してください。白ワインと同じでヌルいテキーラは美味しさが半減します。夏の暑い日にどうしてもテキーラがヌルくなってしまうような場合には、グラスを冷やすか凍らせた方が美味しく飲めます。
氷を使ってのオン・ザ・ロックもとても良く、これにはレポサドが合うケースが多いようです。ブランコは冷凍庫で冷やしてストレートで呑むと気分は夏のビーチです!香りの良いアネホはブランデーグラスや、スニッファーと呼ばれる小型のブランデーグラスで提供されることもよくあります。
テキーラ専用のグラスがリーデル社から発売されています。このグラスは想像以上にテキーラの味・香りをきわだたせてくれます。カバジートの良さとブランデーグラスの良さを兼ね合わせたかのようなグラスで、本格的にテキーラを楽しみたくなった方にはぜひお勧めです。
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リーデル・オヴァチュア テキーラ
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カバジートにテキーラ半分、そこへソーダ又はジンジャーエールを加えてから手で蓋をし「バーン!!!」とバーカウンターに思いっきり叩きつけまだ泡を噴いているうちに呑みきるガンショットも楽しいですが、プレミアムテキーラでやるのはちょっと贅沢すぎるかもしれません。
ホッピー割り、テキーラサワー、冬のブランコのお湯割りなど、どのような呑み方をしても好みに合うのが良いと思いますが、一番大切な事は「呑み過ぎない事」これに尽きます。ミックスのテキーラを急いで大量に飲むのは明らかに得策ではありません。どんなお酒でも暴力的に飲めば命にかかわるだけでなく、生活を破綻させる人が多いのもご存知の通りです。私の個人的な指標ですが、1日3ショット(メキシコの1ショットは30ml)を上限としています。お酒を呑まないいわゆる「休肝日」も週に最低2日は作っています。これも全くの個人的な私の体験談ですが、以前は片頭痛持ちでお酒も呑めないような体質でしたが、ハリウッドで100%アガヴェのテキーラを知ってからは片頭痛がほとんど起きなくなり、勢い余って呑んでも二日酔いになった事は一度もありません。ただしこれに100%アガヴェテキーラが関係してるという証拠は全くないのですが、他の理由が思い当たらないのも事実です。
呑まれた方はご存知でしょうが100%アガヴェのテキーラは酔い心地良く、アルコール抜けも早い楽しいお酒です。カクテルでは有名なマルガリータがあります。古典的なコアントローを使用したマリガリータから、最近はアガヴェシロップとライムで作るさっぱりしたオーガニックマルガリータへ人気が集まっています。また生の果物を加えたフルーツマルガリータやかき氷のようなフローズンマルガリータもミクソロジーの流れにのって人気を集めています。
チェイサーにはサングリータと呼ばれる赤いノンアルコールのカクテルが一般的です。現在カクテルとサングリータの最新レシピを研究していますので、近日中にこちらで発表します。
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パルティーダの
オーガニックマルガリータハリウッドの
プレミアムテキーラバー
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カクテルでは、メキシコ現地で人気の「パローマ」
これはテキーラのグレープフルーツ割でロングカクテル。
ショートカクテルでは世界的に人気の「マルガリータ」が様々なバリエーションで飲まれています。
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パローマ
マルガリータ